福島第一原発で、事故後初めて格納容器の外に取り出された燃料デブリについて、東京電力は6日、運搬用の箱に入れる作業を始めました。

福島第一原発2号機では、溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出し作業が行われていて、2日、5ミリほどの燃料デブリが事故後初めて格納容器の外に取り出されました。

5日、この燃料デブリの放射線量を測定した結果、最大で毎時0.2ミリシーベルトと、基準となっている24ミリシーベルト以下だったことが確認されました。

これを受け、東京電力は6日午前9時から燃料デブリを運搬用の箱に入れる作業を始めました。作業が順調に進めば、7日にもこの箱を専用のコンテナに移し、試験的取り出し作業を完了する予定です。

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