長野県上松(あげまつ)町の観光名所「寝覚の床(ねざめのとこ)」で川に転落し、3日から行方不明になっている愛知県の男性は、4日の捜索でも、発見には至りませんでした。

森記者:
「この先が、事故があった寝覚の床です。男性が転落したとされるた岩の周辺は水が滞留し淀みになっています。ただ、その先の下流に目を向けると流れがかなり速くなっていて、変化の激しい場所であることが分かります」

行方が分からなくなっているのは、愛知県名古屋市に住む19歳の自衛官の男性です。

男性は3日、上松町の木曽川にある「寝覚の床」を同僚4人で訪れていました。

午後2時前に、このうち2人が川に転落し、1人は自力で岸に上がり軽傷でしたが、男性1人の行方が分からなくなりました。

3日に続いて、4日も警察と消防の26人が午前6時半前から周辺を捜索。

およそ20キロ下流まで、岸や橋の上から川の中を確認しましたが、夕方までに発見できず、5日も態勢を拡大して捜索を続けるということです。

上流の木曽町や木祖村では2日、24時間に130ミリ前後の11月としては観測史上最大の雨量を記録していました。

上松町役場産業観光課 見浦崇(みうら・たかし)さん:
「水位自体はきのうはもっと多くて灰色の水が流れていました。通常と比べるとかなり多いのでまだ危険な状態です」

町は、岩の上を散策する場合は、足元に十分注意するよう呼び掛けています。

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