先月29日に再稼働したばかりの女川原子力発電所2号機について、東北電力は機器トラブルの発生を受け、原子炉を一度停止すると発表しました。

東北電力は3日夜、記者会見を開き、女川原発2号機の原子炉を準備が整い次第、停止させると発表しました。

女川原発2号機は発電の再開に向けて発電機の運転状態を確認していましたが、原子炉内の中性子を計測する検出器が正常に機能しているかを確認するための機器を原子炉に差し込む作業中、途中で動かなくなるトラブルが起きました。

このため、予定していた発電の開始を延期し、原子炉を停止させて機器の点検を行うことを決めました。

東北電力原子力本部 渡邉宣城 原子力部副部長
「不具合があった場合にはしっかり立ち止まって、そこで中身を確認して慎重に進めていく」

東北電力によりますと、「原子炉に異常はなく、放射性物質の漏れはない」ということです。

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