東北電力は、女川原子力発電所2号機の発電再開を機器トラブルのため、あす以降に延期すると発表しました。

東北電力によりますと、女川原子力発電所2号機について、きょうの発電の再開に向け、発電機の運転状態を確認していたところ、原子炉内の中性子を計測する検出器を調整するための機器を原子炉に差し込む作業中に途中で動かなくなるトラブルが起きました。

このため、発電の再開をあす以降に延期したということです。

女川原子力発電所2号機は先月29日に原子炉を起動。翌30日に核分裂反応が安定して継続する「臨界」に達し、その後、タービンの運転などにも異常がなかったため、今月7日想定の発電再開をきょうに前倒ししました。

東北電力では、原因は調査中としたうえで、原子炉に異常はなく、放射性物質の漏れはないとしています。

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