東北電力、女川原子力発電所2号機は、3日発電再開を予定していましたが、機器トラブルのため4日以降に延期となりました。

東北電力によりますと、女川原子力発電所2号機について、3日の発電の再開に向け、発電機の運転状態を確認していたところ、原子炉内の中性子を計測する検出器を調整するための機器を原子炉に差し込む作業中に、途中で動かなくなるトラブルが起きました。このため、発電の再開を4日以降に延期したということです。

女川原子力発電所2号機は10月29日に原子炉を起動。翌30日未明に核分裂反応が安定して継続する「臨界」に達しその後、タービンの運転などにも異常がなかったため10月7日に想定していた発電の再開を3日に前倒ししました。

東北電力では、原因は調査中としたうえで、動かなくなった機器は手動で引き抜かれ、原子炉に異常はなく放射性物質の漏れはないとしています。

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