福島県いわき市には、大人気の「ご当地給食」があります。いわき市ではカレーなどと並ぶ、いや、それ以上に人気を誇るメニューだといいます。

Q.給食で好きだったメニューはありますか?
23歳女性「ツナごはんとシソ餃子好きでした」
23歳男性「ツナごはん好きです」
Q.それいわきだけなんですよ「え!?知らなかったです」
17歳女性「ツナごはん好きでした。ツナごはん」

ツナごはん!?

今回、お邪魔したのはいわき市の平第五小学校。4時間目が終わって、児童たちがいつも通り給食の準備を始めました。

給食の時間。配膳がスタート

「ツナごはんのいい匂いだ!」

ツナとニンジン、ごはんを混ぜて…

配膳作業をみてみると、何やら、食缶に入っているおかずをごはんと混ぜています!

配膳時にツナごはんの具を混ぜる

いわき市出身・佐藤玲奈キャスター「もしかしてきょうの給食、ツナごはんじゃないですか?懐かしい~」

そうです。これがいわきのご当地給食、その名も「ツナごはん」!砂糖やしょう油で味付けしたツナ缶とニンジンを、ごはんと混ぜ合わせたとってもシンプルなメニューです。

この日の給食。左がツナごはん

「では手を合わせてください!おいしい給食いただきます~!」

ニンジン嫌いの児童のために考案 その味は…

唯一無二のおいしさで、子どもたちを虜にしてきたツナごはん。きっかけは、1987年ごろ、ニンジンが苦手な子どもが多いことから、市内の給食を担当する職員が、子どもたちが好きなツナとニンジンを混ぜて食べやすくしようと考案しました。

今回、いわき市出身の佐藤玲奈キャスター、そして平五小の卒業生でもあるカメラマンも一緒に給食をいただきました。

大谷拓夢カメラマン「懐かし!」
佐藤キャスター「ツナの甘みと、ニンジンがかなり薄く細く切られているのでニンジンの存在感はそこまで強くない。何よりこの味付けなんですよね」

「懐かしい!」ツナごはんを味わう佐藤キャスター(左)と大谷カメラマン

Q.メニューの中で一番好きなのはなんですか? 児童「ツナごはん!」
Q.どのくらいおいしい? 児童「1から10で表すと10!」
Q.どんなところが好きなの? 児童「味が好き。甘い」

40年近く愛されてきたツナごはん。これからもご当地給食として、いわきの子どもたちの笑顔を「ツナ」いでいってほしいですね!

3年1組の児童「ツナごはん、だいすき~!」

「ツナごはん、だいすき!」

自宅でも簡単!ツナごはんの作り方

いわき市のホームページでは、ツナごはんのレシピを公開しているので、自宅でも作ることができます。

※いわき市ホームページより
【材料(4人分)】

・ツナ缶小(油漬け) 2缶
・ニンジン 小1本
・砂糖 大さじ1弱
・しょう油 大さじ1
・みりん 小さじ1
・水 150ミリリットル

【作り方】
①ニンジンを細いせん切りにする ※給食では2ミリ幅くらい
②鍋にニンジンと水を入れ、中火でニンジンに半分火が通るくらいまで煮る
③ツナ缶の油を軽く切り、②に入れる
④ ③に調味料を入れ、中火で煮る
⑤煮汁が少し残るくらいまで煮詰める

これをごはんと混ぜたら完成です!仕上げに白すりごまを入れると、栄養やコクがアップするということです。

ぜひ作ってみてください!

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