「あっ、ここにあった!」
「ひとつのキノコが違うから、そこが魅力だと思います」
「大人になってもずっと山に行って、採ってきて食べてを ずっとしたい」
突き進むキノコ道!
さらに…
64歳離れた師匠の存在―
少年のキノコへの情熱と師弟の絆を追いました。
青柳光輝くん:
「ハタケ(しめじ)とホンシメジはバリ食感がシャキシャキして、マツタケより何なら10倍ぐらいうまい」
愛読書はキノコ図鑑。
甲府市立西中学校の1年生、青柳光輝くん13歳です。
青柳光輝くん:
「パパの仕事の知り合いがきのこ採ってきたんですよ」
「きのこ持ってきてこっちで下処理して食ったら、おう美味いやんみたいな感じで、そこからキノコ」
小学1年生の時に、天然キノコの美味しさに惚れ込んだ光輝くん。時間を見つけては、両親とともに山へ出かけています。
青柳光輝くん:
「自分で見つけて、見つけたときの感動はやばい。新しいシロ(きのこが生える場所)見つけたときは、それで見つけて食べるのが一番かなと思います」
先月下旬 午前7時半。
ーきょう楽しみですか?
青柳光輝くん:
「きょうコウタケ採れるって聞いたのでバリ楽しみです」
この日は待ちに待ったキノコ狩り!
ですが山に向かう前、ある人物の元を訪れます。
大森功さん:
「きょうはちょっと雨だけど頑張ってな」
山梨県甲斐市にある青果店「とみや」の店主、大森功さん77歳。
実は光輝くん、キノコ狩り歴60年以上の名人・大森さんに4年前から弟子入りしていたのです。
青果店「とみや」店主 大森功さん:
「採ってきたものをうちへ持ってきて鑑定をするようになってから、僕の子ども、孫という感じで、一生懸命覚えてもらえばありがたいなと思ってますね」
青果店「とみや」店主 大森功さん::
「一回も採ったことない?見たことない生えてるとこ?コウタケだけは?」
青柳光輝くん:
「それは見たことないです。コウタケは見たことない」
青果店「とみや」店主 大森功さん:
「生えてるとこはな…」
この日の狙いは、独特の香りとうまみを持つコウタケ。
師匠・大森さんが群生する場所を知る山へ入ります。
ピー!ピー!
ー大森さん、今のは?
青果店「とみや」店主 大森功さん:
「クマよけ。そこらへんまで来るからね、ここからやっていきます」
ーしっかりと光輝くんに教えて?
青果店「とみや」店主 大森功さん:
「前にも言ったけど(クマスプレーや鈴)付けておくように。単独で入るときは必ず付けておく。笛とか鈴とかしっかりつけておかないと」
青果店「とみや」店主 大森功さん:
「大きく白いのが出ていればウラベニホテイシメジ」
青柳光輝くん:
「ウラベニっすか」
青果店「とみや」店主 大森功さん:
「ピンクで今の時期だったらサクラシメジな。こういう風にして山を見るってことが大事なんだ」
師匠からクマ対策の重要性やキノコの種類など学ぶことが多くあります。
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