重い重い、ゾウのための特注品です。山口県周南市の徳山動物園にゾウ専用の体重計が贈られました。

寄贈式には近くの河原幼稚園の園児81人が参加しました。

体重計は周南市の計量器の製造、販売などを手がける徳山計量器が贈りました。

動物園では毎月、健康管理のためゾウの体重を量っています。

徳山動物園提供

徳山動物園提供

これまでは車の重さなどを量る計測器、2台のうえにゾウの前と後ろ足をのせて量っていました。まるで曲芸のような測り方です。

ゾウも計測器に載るのに訓練が必要という、非常に手間がかかる作業でした。

新しい体重計では1枚のパネルの上に載るだけで量れるようになりました。

きょうは、81人の園児たちとゾウの体重比べもありました。園児たちの体重はあわせて1742キロ。

そしてオスのミリンダの体重は・・・・4761キロ。

ミリンダの圧勝でした。

徳山動物園 長畠和彦園長
「今までは片足ずつということでゾウたちも慣れるのが難しかったと思うんですけど今は通路だけ通るということでですね、すごくゾウに対して負担が少なくなっているのではないのかなあというふうに思っております」

園では、オスとメスの2頭のゾウを飼育しています。
2世の誕生が待たれていますが、新しい体重計で、妊娠したときの体重の変化がすぐに分かるようになると期待しています。

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