気象庁によりますと、台風第21号は、きょう(1日)午前9時現在、東シナ海にあって、1時間におよそ25キロの速さで北へ進んでいます。

中心の気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心から南東側半径440 km以内、北西側280 km以内では風速15メートル以上の強風となっています。

今後の進路予想は【画像①】の通りです。

【画像①】

今後の進路予想は?

台風21号は、きょう(1日)午後9時頃の予想では、東シナ海付近で温帯低気圧に変わる見込みですが、引き続き強風と雨には注意が必要です。

日本列島への影響は?

気象庁によりますと、西日本では2日にかけて、東日本では2日から3日にかけて、台風第21号から変わる低気圧や前線の影響で大雨となる所がある見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

[気象概況]
前線が東シナ海から日本の南に停滞しています。また、台風第21号が台湾海峡を北上しています。
前線はあす(2日)にかけて、西日本から東日本へ北上する見込みです。台風第21号は、きょう(1日)夜には東シナ海で温帯低気圧に変わり、前線上を東北東へ進むでしょう。また、2日は前線上の西日本に低気圧が発生し、3日はじめにかけて東日本に進む見込みです。
 低気圧や前線に向かって、台風第21号を起源とする暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

[雨の予想]
西日本では2日にかけて、東日本では2日から3日にかけて、台風から変わる低気圧や前線の影響で、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  中国地方      100ミリ
  四国地方      150ミリ
  九州北部地方    200ミリ
その後、2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  関東甲信地方    120ミリ
  北陸地方      120ミリ
  東海地方      150ミリ
  近畿地方      150ミリ
  中国地方      120ミリ
  四国地方      150ミリ
  九州北部地方    150ミリ

[防災事項]
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

全国各地の天気への影響は?

今後16日間の全国各地の天気の予想は、【画像②~⑨】の通りです。

【画像②】
【画像③】
【画像④】
【画像⑤】
【画像⑥】
【画像⑦】
【画像⑧】
【画像⑨】

今後の情報に、注意してください。

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