1日、国の特別名勝・兼六園では、冬の訪れを告げる雪吊りの取り付け作業が始まりました。

北陸の湿った雪の重みから樹木を守る「雪吊り」。

初日は、園内一の枝振りを誇る唐崎松から作業が始まり、庭師ら13人が高さ10メートルを超える芯柱から縄を放射状に投げおろす、「リンゴ吊り」と呼ばれる技法で枝にくくりりつけていきました。

12月中旬までに800か所で雪吊り

職人たちの伝統の技をカメラに収めようと、多くの観光客らが足を止め、兼六園ならではの光景に見入っていました。

来園者
「高さと迫力とこんなに職人さんがたくさんいて感動しました」
オーストラリア観光客
「雪に備えているのね、とっても素敵です」
「大事にしてますね、伝統を。きょう見られて良かったです」

兼六園では12月中旬までに、マツやツツジなど園内およそ800か所の樹木に雪吊りが施され、本格的な冬の訪れに備えます。

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