青森市で31日、デジタル技術を活用した防災体験の展示会が開かれました。バーチャル・リアリティー=VRで「津波」や「地震」の恐怖を再現するブースに注目が集まりました。
体験会は、デジタル技術を駆使した防災対策の体験を通じて、地域の災害に備えようと青森県が初めて開催しました。
31日は、県や市町村の職員が参加して、担当者からハザードマップを使った浸水想定地域の説明が行われた後、「地震」や「津波」といった自然災害をVR空間で体験しました。
中澤美寿妃 記者
「こちら自然災害を体験できるVRなんですが、実際に私も体験してみたいと思います。津波とともに車や大きな木が流れてきたんですが、津波のスピード感だったり、音と視覚情報だけなんですが、まるで自分がその場にいるような感覚でした」
VR体験ブースでは、震度7を想定した地震や津波が押し寄せる様子を現実に近い感覚で体験することができ、防災意識向上や対処法を習得することにつなげることができます。
VRを体験した職員は
「備えが大事なのと、こうなったらもう遅い、ずっと見て待っている感じだったんですけど、待ってたらいけないんだなと感じました」
青森県・危機管理課 山口哲史 総括主幹
「県民の方々の災害への備え、我々の防災、災害対応する中での対応を円滑するためにDXを活用していきたいと思っています」
参加した人たちは災害の疑似体験などを通じて、防災についての理解を深めていました。
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