長崎市にある長崎原爆資料館内のカフェに、平和祈念像を描いたカフェラテ「祈念像ラテ」が登場し、来館者の人気を集めています。

長崎市にある長崎原爆資料館は、ことし9月に変わった指定管理者のもとで館内のカフェをリニューアル、店名も「ピースカフェAttic」となり、メニューを一新しました。(ラテを作る様子は「動画」から)

長崎市内の「アティックコーヒー&ダイニング」が監修しており、特にコーヒーは「ジャパンバリスタチャンピオンズシップ」の認定審査員でもあるアティックの野田信治社長が、世界各国で買い付けた豆を自家焙煎した本格派です。

そして、世界中からの来館者に平和を感じながらほっと一息ついてもらえるよう考案したのが、長崎原爆資料館オリジナルのラテアート「祈念像ラテ」。

スチームドミルクの上に、愛嬌たっぷりにイラスト化された「平和祈念像」と、原爆が投下された日「AUGUST THE 9TH」の文字がココアパウダーで描かれています。

このデザインは、長崎を中心に平和活動を続けている安永年軌さんらのグループが手がけたもので、資料館で販売されているTシャツを見て一目ぼれした施設長のアイデアで採用されました。

カフェはクルーズ船が入港した際は、来館した外国人を中心に長い行列ができる館内の人気スポット。中でも「祈念像ラテ」は国籍問わず人気を集めていて、注文した人は「Good!」と笑顔で喜びの声を上げています。

9月に就任した林田繁和統括施設長は「重いテーマの展示をしっかりと見終えた後、エスプレッソやラテなどを飲みながら、“今の平和”を感じ、自分の生活や思いを少しだけ振り返る時間をカフェで過ごして欲しい。そのお供に祈念像ラテがなってくれたら」と話しています。

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