30日、島根県川本町で母屋や車庫などを全焼する民家火災が発生しました。この火事によるけが人はいませんでしたが、消火活動のため出動した消防車が横転し、運転していた男性が死亡する事故が発生しています。

警察によると、30日午後6時40分ごろ、邑智郡川本町大字因原地内の民家に住む男性(73)が、外からパンパンという音が聞こえたことから玄関の外に出たところ、北側の車庫の方から炎が見え火事だと思い、当初自己消火を試みたということです。ただ、その後も火の勢いがおさまらず、午後6時46分、火事に気付いた近所の人が警察と消防に通報しました。

火は約3時間半後に消し止められましたが、木造平屋建ての母屋1棟と、車庫・倉庫あわせて約164.5メートルを全焼しました。この火事によるけが人はいないということです。

この家の所有者は広島市に住む男性(84)で、弟にあたる男性(73)が一人で住んでいました。警察によりますと、男性(73)は30日午後3時~5時にかけて自宅北側の法面の草をバーナーで燃やし、その後買い物に出かけ午後6時ごろに帰宅していたということです。

詳しい火事の原因などを警察が調べています。

なお、この火事をうけて、消火活動のため出動した消防車が道路脇の田んぼに横転する事故が発生し、男性一人が死亡しています。

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