JR西日本は、ローカル線の経営状況を公表しました。JR芸備線の一部区間が、管内でワースト1となっています。

JR西日本は、輸送密度が1日2千人未満のローカル線の経営状況を公表しました。それによりますと、芸備線の東城~備後落合間が管内ワースト1で、かかった営業費用の2億円に対し、収入は200万円で、収支率は0.8%でした。

また、木次線の出雲横田~備後落合間も営業費用2億3千万円に対し、収入は700万円で、収支率は2.9%だったとしています。

赤字が続いている芸備線の備後庄原と岡山県の備中神代間では、JRの要請で今年3月、存続か廃止かを議論する国の再構築協議会が発足し、これまでに2回の議論が行われています。

JR西日本では「大量輸送という鉄道の特性が発揮できていないという状況なので、最適な地域交通体系について地域と議論をさせていただきたい」としています。

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