今回の『第50回衆議院議員総選挙』で新潟県内の全ての小選挙区は、立憲民主党が全議席を独占した一方、自民党は全敗に終わっています。

新潟3区は最後までもつれました。

27日の夜、黒岩さんの妻・美春さんは陣営に一足早く姿を見せ、訪れた支援者一人ひとりに声をかけてまわり、お礼のあいさつをしていました。

開票状況を見守る支援者は、競り合う票に喜んだり、落ち込んだり…。

そして、勝敗が決したのは午後11時過ぎ。
支援者と抱き合いハイタッチを交わした黒岩宇洋さんと共に、万歳をした美春さんの目には涙が見られました。

【新潟3区 黒岩宇洋氏】
「正直ですね、ほっとしています。こんだけ皆さんが支えていただいて勝てて良かった、というより負けなくて良かったと」
「皆さんへ恩返しするにはやっぱり勝利しかないと誰よりも分かっていたし、その一言を目指して3年間歩いてきました…」

一方で、自民党の斎藤洋明さんは、陣営に入るや否やすぐに土下座を…。

「この負けはあくまでも私の力不足であり、努力不足であり、また至らない点が多々あったということに他なりません」
「本当にこの度はありがとうございました。そして申し訳ありませんでした」

ところが、妻の更紗さんも涙したこの敗戦の弁から、わずか3分半後のこと。
運命の時間は突然やって来ました。

比例区での復活当選を確信した陣営は、一転して拍手と歓喜の声に包まれました。

なんとか自民党の議席をつなぎとめた斎藤さんでしたが、他に新潟県内小選挙区からの比例復活当選者はいませんでした。

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