アニメや映画などのいわゆる「ネタバレサイト」を公開したとして、宮城県警はサイトの運営会社の代表などいずれも東京に住む男3人を逮捕しました。

著作権法違反の疑いで逮捕されたのは、インターネットサイトの運営会社の代表で東京都渋谷区に住む38歳の男、その会社の社員で東京都新宿区に住む33歳の男、それに、2人にアルバイトとして雇われた外部のライターで東京都小平市に住む45歳の男のあわせて3人です。
警察によりますと、男らは共謀して、アニメや映画のシーンを画像として切りだし、そこにセリフや場面展開などを文字で起こして載せるなどしたいわゆる「ネタバレサイト」を公開し、映画会社などの著作権を侵害した疑いが持たれています。
警察によりますと、違法に公開された疑いがあるのは、テレビアニメ「オーバーロードⅢ」第1話と映画「ゴジラ-1.0」、それに映画「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」の3作品です。
それぞれ去年1月、11月、それに今年2月に違法に公開されたとみられています。
宮城県警登米警察署の署員がサイバーパトロールでこのサイトを見つけたことがきっかけで事件が発覚しました。
県警によりますと、アニメや映画を画像に編集しセリフなどを添えたサイトを公開したとして著作権法違反の疑いで摘発されるのは、全国でも初めてとみられています。
警察の調べに対し、サイト運営会社の代表の男と社員の男は「弁護士と話してから話すかどうかは決める」などと認否を保留しているということです。一方、ライターの男は概ね容疑を認めているということです。
警察は広告収入目的とみて余罪がないかなど調べています。

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