高校生を対象にした進学相談会が青森市で開かれ、「卒業した後に職場ですぐに活用できる技術を身に着けたい」という人たちが専門学校のブースを訪れる姿が目立ちました。

県が主催する「オールあおもり進学相談フェア」は、これから進路を選択する高校1、2年生を対象に開かれ、県内の大学や短大、それに専門学校のほか、公務員の職場に関して紹介するブースが設けられました。

中でも、学校を卒業した後に職場ですぐに活用できる技術を身に着けたいという生徒たちが専門学校のブースを訪れる姿が目立ちました。

進学相談会に訪れた高校生
「就職を考えています。すぐに働きたいからです」

「勉強もだけど、勉強より仕事関係に就きたいです」

「資格を取るために進学をしていきたいと思っています」

担当者によりますと、県内の専門学校を卒業した人のうち6割が地元に就職するという国の調査結果もあり、地元で働きたいという人は専門学校を選ぶ傾向があるということです。

県専修学校各種学校連合会 鈴木 伸吾 事務局長
「地元志向の学生も多いので県外に就職・進学する方もいますが、地元に就職したいので、地元の専門学校を選ぶという様な生徒も多いです」

青森労働局によりますと、2025年3月に県内の高校を卒業予定の生徒に対する企業からの求人数は4408人で求人倍率は3.87倍となっています。

特に建設業は、働き手の確保に向けて求人の数を増やしていて、いまだに人手不足の状況が続いています。

この進学相談会は31日には弘前市で開かれます。

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