金沢市でも大きな被害が出た田上新町では、復旧作業が進む現場を29日、馳浩知事が村山市長とともに視察し今後の対応策などを確認しました。
金沢市の田上新町は、元日の地震で法面がおよそ80メートルにわたって崩れ、道路と住宅4棟が土砂ごと崩落したほか、1棟も傾く被害を受け合わせて5棟が全壊しました。
人的被害はなかったものの町内の32世帯が一時、避難しました。金沢市の担当者は、馳知事に3月末までに公費解体を終え、仮の法面を作って応急復旧を終えたことや、現在も地盤に動きがないかを4か所の監視装置でチェックしていることを説明しました。
道路と法面の本格復旧は、2025年3月末までに終える予定です。
この後、馳知事は近くの朝霧台小学校で防災用のトイレ、「マンホールトイレ」を視察しました。下水道に直結している小型のマンホールに簡易な便座とパネルを設置し、校舎の屋上にあるプールの水を使って流す仕組みです。
朝霧台小学校には5つ設けられていて、現在、金沢市内では指定避難所となっている16の小中学校にも設置されているということです。
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