去年11月、仙台市内の老人ホームに入所する90代の女性に医師から処方されていない睡眠薬を摂取させ意識障害にさせたとして逮捕された介護士の男性について、29日付けで傷害の罪で略式起訴され、仙台簡易裁判所から罰金20万円の略式命令を受けました。
略式命令を受けたのは、仙台市太白区に住む介護士の男性(44)です。起訴状などによりますと介護士の男性は去年11月23日、当時、勤務していた仙台市太白区の特別養護老人ホームで入所者の95歳の女性に医師の処方薬ではない睡眠薬のフルニトラゼパムを摂取させ、4時間19分にわたり意識障害や歩行時にふらつくなどの運動障害にさせたとされています。女性はその後、症状が回復し命に別状ありませんでした。
男性は逮捕当時、容疑を否認していましたが、仙台区検察庁は、29日付けで男性を傷害の罪で略式起訴し、仙台簡易裁判所は罰金20万円の略式命令を出しました。
仙台区検は、「20万円を納付したかどうかは答えられない」と説明しています。
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