27日に投開票が行われた衆議院選挙。県内3つの選挙区では、自民党が2議席を獲得した一方、激戦となった3区では立憲民主党の前職、近藤和也さんが2009年以来となる小選挙区での当選を果たし、自民の牙城を崩しました。
与野党がつば競り合いが演じた石川3区。
立憲民主党の前職・近藤和也さんに吉報が届いたのは、投票箱の蓋が閉じた直後の午後8時でした。
近藤さんは7万7247票を獲得。対立候補の自民党前職、西田昭二さんに1万6000票近くの差をつけて勝利しました。
小選挙区での当選 近藤和也さん
「改めて今回の選挙結果を受けて、私たちが私自身が能登の希望の光になるんだということで皆さんとともにあるんで参りたい。」
悲願の小選挙区での当選から一夜が明け…。近藤さんは朝からライフワークと言える街頭での辻立ちで、国政の場に戻って能登の復興を訴え続けると誓いました。
小選挙区で当選 近藤和也さん
「石川3区の代表として議席を与えてもらった、だからこそ被災地は今これだけ大変なんだと。失われた期間を、命を取り戻すために政府に対応を強く求めていきたい」
一方、小選挙区で敗れた自民党前職の西田昭二さん。午前0時過ぎ、比例代表での復活当選の連絡が入ります。
比例復活を果たした 西田昭二さん
「全身全霊で取り組むことを皆さま方にお誓いをさせていただきたい」
小選挙区での議席の死守とはなりませんでしたが、こちらも朝から七尾市内で街頭に立ち、有権者に感謝を伝えました。
比例復活を果たした西田昭二さん
「頂いた貴重な議席をしっかりと地元の能登半島の復旧復興に全力を尽くす、それのみです」
能登半島地震や記録的豪雨からの復旧、復興に向け、2人の代議士は山積する被災地の課題解決へ再び責務を負いました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。