(キャスター)衆院選・鹿児島1区は、自民党と立憲民主党の事実上の一騎打ちとなりました。

(記者)MBCが行った出口調査では、裏金問題で政権批判を繰り返した立憲民主党の川内博史さんが、立憲民主党支持層の9割、「支持政党はない」と答えた人の5割強をまとめ、前職の自民党・宮路拓馬さんとの接戦を制しました。

(キャスター)2区の結果はどうみていますか?

(記者)2区は、無所属・前職の三反園訓さんと自民党・保岡宏武さんが自民党支持層を二分する「保守分裂」となりましたが、三反園さんは公明党支持層の6割近くや立憲民主党支持層の5割強、「支持政党はない」と答えた人の5割近くを取り込みました。

市町村別では保岡さんが奄美群島の11町村を制しましたが、三反園さんは有権者の4割が暮らす鹿児島市南部や地盤の南薩地区、奄美市でリードし、保岡さんを引き離しました。

(キャスター)3区は、自民党と立憲民主党の前職同士の3回目の対決となりましたね。

(記者)3区は、立憲民主党・前職の野間健さんが裏金問題への批判を追い風にし、野党支持層の8割から9割を固めたうえ、「支持政党はない」と答えた人の8割を取り込みました。

また、野間さんは地道な地元回りで、選挙区内の10市町のうち、薩摩川内市や姶良市などの票田を含む8市町を制し、大臣就任をアピールした自民党・小里泰弘さんをやぶりました。

4区は、自民党・前職の森山裕さんが選挙期間中のほとんどを党務に割かれましたが、友好団体とも連携した組織戦で盤石の強さを見せ、社民党・新人の山内光典さんを寄せつけませんでした。

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