27日に投開票が行われた衆議院議員選挙の結果を受けて、28日、石破総理は記者会見を開きました。
石破茂総理
「昨日行われた衆議院選挙におきまして、我が自由民主党は国民の皆さま方から極めて厳しいご審判を頂戴しました。自由民主党そして共に連立政権を構成しております友党・公明党、有為な方々を多く失ったことは痛恨の極みであります」
会見冒頭このように述べた石破総理。
27日に投開票された衆院選の結果を受けて、その発言に注目が集まりました。
石破茂総理
「今般の選挙は政治改革をさらに進めなさい、そういうご指摘と受け止めております。経済対策・物価高、そのようなものに対する施策、強力に進めよというお声を承ったということであります。このような国民の皆さま方のお声にこたえますため、国政の停滞を避け、政治改革や経済対策などの課題に先頭になって取り組み、日本創生を実現して参る所存であります」
今回の選挙結果をふまえて、政治改革というものをさらに具体的に進めていくと話した石破総理。
今後の政権運営について聞かれると…
石破茂総理
「票を大きく伸ばされた党が選挙においてどのようなご主張をなさったのか、どのようなご主張に対し国民の皆様が共感し共鳴されたかということは、よくよく私共として認識していかなければなりません。
私どもとしてこれから先そのようなそれぞれの党のご主張に対して寄せられた国民のご理解・共感、そういうものを謙虚に受け止め、取り入れるべきは取り入れるということに躊躇はあってはならないと考えておるところでございます。
そのうえでこれから先どのような政権の枠組みを考えるかということでございますが、今この時点で連立ということを想定しているわけではございません。」
「まずそれぞれの政策を日本国のために国民のために謙虚に取り入れていくということをよく協議をするということから始めていかなければならないと考えております。そのような過程において、そのような一つの信頼関係、国民のために党派は違っても一緒にやっていくのだという姿勢が、国民の皆さま方にご理解いただけるように、一番多くの議席を頂戴した我が党として、それは果たしていくべき責務だというふうに考えているところでございます」
また、今回の選挙で閣僚が落選したことについては。
石破茂総理
「国政において一瞬たりとも停滞が許されるものではございま。その後任につきましては適宜適切に早急に決めていかねばならないと考えている。この後特別国会が召集され首班指名が行われるということもスケジュール上あるうので、それとの整合もはかっていかなければならない。
今回不記載等で党から非公認、重複ができない、いろんな対応がなされたところでございます。そこにおいて議席を得られた方々につきましては先ほどおっしゃられたような視点から判断をしてまいりたい。」
また、今回の結果を受けて、記者から自らや森山幹事長の責任について問われると…。
石破茂総理
「日本国というものの安全保障、国民の生活、災害対応、そういうものに対して万事異論なきようにしていくということも私どもが負うべき責任。
ご批判・ご指摘を謙虚に厳粛に受け止めながら、深く反省をしながら、同時に日本国の安全、国民生活の安定、そして困窮しておられる皆さま方の支援、本当に選挙の結果を受け止めて、自民党って変わったね、目に見えて変わったねというふうに実感をしていただくということが肝要なものだと考えている」
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