全国の女性社長は、今年64万9262人と前の年より6パーセント増え、調査を始めた2010年から3倍に増えていることが東京商工リサーチの調査でわかりました。

この調査は東京商工リサーチが保有する全国425万社の経営情報をもとに女性社長を抽出して分析したものです。

それによりますと、2024年の全国の女性社長は64万9262人で、前年より3万7038人、率にして6パーセント増えました。

全国の社長の15.24パーセントで女性社長率は過去最多を記録しました。

女性社長の人数、都道府県別に見ると…

都道府県別では最多が東京都の16万5102人、次いで大阪府の6万3177人、神奈川県の4万1614人、愛知県3万3014人、福岡県2万8050人と上位5位までは前年と同じで大都市圏が並びました。

一方最少は、島根県の1729人、鳥取県2242人、福井県2359人、秋田県2447人、高知県2530人で36位以下の順位は前の年と変わりませんでした。

美容業やエステなど活躍しやすい業種…

女性社長が最も多い産業は「サービス業」の32万913人(構成比49.4パーセント)で全体のほぼ半数を占めました。喫茶店や食堂など飲食業のほか、美容業やエステティック業など女性が活躍しやすい業種が目立ちます。

東京商工リサーチは今回の結果について “女性が働きやすい環境が社会的な課題に浮上した中で、政府や自治体創業支援や事業継承の支援に加え、企業を巻き込んだ女性の活躍をサポートする取り組みの広がりを示している” と分析しています。

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