福島第1原発(資料写真)
東京電力によると、28日午前に、作業員がデブリが堆積する格納容器に隣接するスペースに入り、釣りざお式の採取装置を容器内に向けて伸ばすためのパイプを押し込む作業を始める。容器内の空気を遮るための弁を通過させるまで伸ばす。採取から回収には2週間程度かかるとみられる。 この問題では、9月10日に採取に着手し、装置で小石状のデブリをつかむことはできた。その後、いったんデブリを放して作業を休み再開したところ、装置のカメラの映像が遠隔操作室に届かなくなった。 原因は、カメラの電源を切ったことで高い放射線により帯電したとみられる。東京電力は今回の採取では、作業中に電源を切らないようにするとしている。(荒井六貴) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。