2023年、立山町で起きた官製談合事件の判決公判が25日、富山地裁で開かれ町職員の男に有罪判決が言い渡されました。立山町は判決を受けてこの職員を懲戒免職としました。

官製談合防止法違反の罪などで判決を受けたのは事件当時、立山町教育課の係長だった宮越貴浩被告(50)です。

判決によりますと、宮越被告は「グリーンパーク吉峰新オートキャンプ場」の工事を担当し、去年4月、入札の指名通知前に富山市の建築設計事務所の元役員に対し非公開の図面を閲覧させるなど、落札を優位にさせようと働きかけたとされています。

25日の判決公判で、富山地裁の梅澤利昭裁判長は、「入札の公正が害されたのみならず、行政に対する社会の信頼も損なわれた」とし懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

立山町は、この判決を受け宮越被告を、25日付けで懲戒免職としています。

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