10月25日(金)午前6時、マリアナ諸島付近にある熱帯低気圧が、大型の台風21号「コンレイ」になりました。

現在、南シナ海に台風20号「チャーミー」もあり、来週は東へ進む動きも見せています。ただ発達のピークは越えていて、今後、日本列島に雨などの影響をもたらす可能性はあっても、台風として直接影響がでることはなさそうです。

21号「コンレイ」も同様に西よりに進む見込みですが、来週は北よりに進路を変える見込みです。

海面水温は、台風の発生・発達の目安といわれる27℃以上が、本州の南まで達している他、台風が進む方向は29℃以上と高いため、発達しながら進む見込みです。30日(水)には沖縄の南海上で「強い」台風になり、中心付近の最大風速は35m 、最大瞬間風速は50mが予想されています。

その後の予報は、まだ出ていません。ただ現在、日本付近には偏西風が吹いているため、その後東寄りに進路を変えて北上しても全くおかしくありません。

日本のスーパーコンピュータのシミュレーション画像では、日本列島に接近する予想になっていますが、この予想で固まっているわけではないため、参考資料としてご覧ください。

台風がどこで向きを変えるのか、まだ読み切れていないという状況ですが、日本に接近することも頭の片隅に入れておくことが大事です。

参考資料としてヨーロッパ中期予報センターの予想も見てみます。

ヨーロッパ中期予報センター
ヨーロッパ中期予報センター
ヨーロッパ中期予報センター

ヨーロッパの予測モデルでは、日本のシミュレーションより、南を通る予想となっていますが関東など本州にも接近し、風が強いエリアに入るおそれがあります。

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