2018年、宮城県栗原市にあるJA新みやぎの子会社で、中古車の取り引きを装いおよそ2700万円をだまし取ったとして元社員2人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれもJA新みやぎの子会社「新みやぎサービス」の元社員で登米市石越町北郷の農業・髙倉仁容疑者57歳と栗原市一迫真坂の会社員・狩野紀句子容疑者59歳です。
警察によりますと、2人は2018年1月から12月にかけ、中古車を仕入れたように装い、業者の請求書を偽造して会社の経費およそ2700万円を髙倉容疑者らが管理する口座に入金させだまし取った疑いが持たれています。警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていませんが、去年行われた第三者委員会の調査では髙倉容疑者は不正支出を認め、狩野容疑者は「指示の通りやっただけ」と話していたということです。
また、調査では髙倉容疑者がおよそ2億7000万円を不正に支出していたことがわかっていて、「新みやぎサービス」が告訴していました。警察が余罪を追及しています。
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