届かなかった思い・・・「今年こそ・・・」。
去年、駅伝で全国切符を逃した日大東北高校女子。

去年の県高校女子駅伝大会。
日大東北は、強豪「学法石川」の前に1区の3年生、山口ありす選手が10秒差と粘るも2区以降、4人の2年生は影すら見えなく敗れました。

滝深さん
「強さで勝てないなら、気持ちで全員で固まったらいい結果になるんじゃないのかな。」

嶋崎さん
「このメンバーとなら絶対に勝てると思う。」

リベンジという文字を背負った3年生のラストイヤー。
「越えよう・・・限界を・・・」

郡山市にある日本大学東北高等学校。
運動部は、その多くが全国レベル。
陸上部の駅伝女子メンバーは、「限界への挑戦!」をテーマに初の全国大会出場を目指しています。

県大会まで10日。
グラウンドは、意外にも和やかでした。

水野さん
「みんな明るくて元気で楽しくて、みんな大好きです。」

滝深さん
「みんなで切磋琢磨しながら強くなろうとやっているので、すごくいいチームだと思ってます。」

この明るさが、チームカラー。
しかし、ただ明るく仲がいいだけではありません。

近藤さん
「悔しくて泣いてたりとか、そうゆうメンバーにすぐ駈け寄ったりするチームです。」

「チームメイトを思いやる心」これが最大の武器です。
選手たちは助け合い、切磋琢磨しながら成長してきました。

佐藤監督
「練習自体は苦しいことが多いんですけど、走ること自体の楽しさやその中で成長を感じたり、最後のひと踏ん張り、みんなの思いがあって最後まで力を出し切れる。」

そう語るのは、佐藤尚希(なおき)監督です。
9年間、教え続けているのは「陸上を楽しむこと」、そして何よりも「感謝すること」です。

そんな監督への感謝・・・
『陸上を辞めたいと思ったときに、一緒に頑張ろうと言ってくれた』
『楽しさを教えてくれてありがとうございます』
『親みたいな感じで全部一緒にやってくれて励ましてくれて、感謝しかない』

人に感謝し、笑顔を絶やさない・・・日大東北の17人は、1年で大きく成長しました。目線の先には、県大会を8連覇している「学法石川」

齋藤さん
「走る人5人とサポートしてくれる人含めて、全員の力を合わせたら学石を倒せるんじゃないかなと思います。」

橋本さん
「同じ高校生だから勝てるという気持ちを持つことが一番大切かなと思います。」

あす迎える大一番を前に、メンバー一人一人には、感謝の気持ちを伝えたい人がいます。

『お母さん、朝早くてもお弁当を作ってくれたりすごく感謝してます。ありがとうって伝えたいです。』
『お母さんです。食事に気を使って作ってくれたりして、声が聞こえると頑張れます。』
『辛いときに支えてくれる仲間や先生方に感謝してます。』
『母に感謝してます。いつでも自分の味方でいてくれる存在でありがとうです。』
『ここまで陸上をやってこれたのも、支えてくれた人たちのおかげだなって思ってて、すべての人に感謝です。』

支えてくれる人たちと共に限界を・・・超える
『都大路行くぞ!』

『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年10月23日放送回より)

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