10月27日投開票の衆議院議員選挙。熊本3区は合志市、菊陽町など人口が増加している地域と阿蘇地域など人口減少が進む地域もあります。二極化する地域をどうやって発展させていくのか、候補者の訴えです。
参政党・新人の植田貴俊(うえだ たかとし)候補は元々、熊本県の土木技術職員でしたが、「既存の政治に失望している有権者の受け皿になりたい」と、初めて立候補しました。
参政・新人 植田貴俊候補(40)「日々の生活、一生懸命現場を支えてくださっている方に光を当てた政治をやっていく」
植田候補が言う「現場を支える人」とは、主に一次産業に従事する人たち。県職員の立場ではできなかった一次産業の活性化を政治の力で進めたいと考えています。
参政・新人 植田貴俊候補「地方の経済の主軸になるのは農業でありますので、農業にかかわる人材をもっと多く地域に来てもらう」
植田候補は「農業に関わる若者を地方に呼び込むことで地方創生につなげたい」と話します。
参政・新人 植田貴俊候補「農業にもっと公的な投資をしていく。安定した収入を得られるので、人が地方に定着するきっかけになるのではないかなと考えております」
8回目の当選を目指す自民党・前職の坂本哲志(さかもと てつし)候補が今回、選挙戦の演説で必ず触れているのが。
自民・前職 坂本哲志候補(73)「政治とカネの問題でございます」「政治とカネの問題」
自民党派閥の裏金問題に自身は直接関係はなかったものの、「説明責任を果たし信頼回復につなげたい」としています。
自民・前職 坂本哲志候補「威張らない、私利私欲に走らない、人の話をよく聞く。このことを7期21年守ってきた。今ほど、この言葉が大事な時はない」
また、坂本候補はTSMCの進出を1つの地方創生の例として、今後は大学や研究機関、民間が力を発揮しやすい環境を作り地方の存在感を高めたいと訴えます。
自民・前職 坂本哲志候補「交付金と知恵とで、新たな地方の技術が生まれるとか、新たな経済システムが生まれるとか、そういうことに繋がるだろうと。これが本当の最終的に私たちが目指す地方創生である」
社民党新人の橋村りか候補は、10月23日までに70か所ほどで演説を繰り返しました。
社民・新人 橋村りか候補(52)「とにかく足を運んで面と向かって話をさせていただく。そこでしか私はカバーできないなと」
社民党の福島みずほ党首は熊本を重点地区と位置づけ、選挙期間中2度熊本入りしました。
社民党 福島みずほ党首「橋村りかの議席を作ってください。これはみんなの議席、平和の議席、戦争をさせない議席です」
橋村候補は、重度の障がいがありケアが必要だった長女を6年前に亡くし、その経験から介護士不足に強い危機感を持つようになりました。
社民・新人 橋村りか候補「介護を必要とする人たちがいる。その困った人ほど声を上げられなくなっている。その現状を私は伝えていきたい」
橋村候補は、「介護職の所得を増やし担い手が増えることで若い世代が増え、高齢者にとっても住みよい社会にできる」と主張しています。
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