さだまさしさんの呼びかけで、10月19日に長崎市で開催された能登半島地震の被災地支援チャリティーコンサート。14日に開業したばかりの長崎スタジアムシティ内にある「ハピネスアリーナ」を舞台に、さださんの思いに賛同した5組のアーティストが、被災地への思いを込めたパフォーマンスを披露しました。ステージが終わった直後のアーティストの言葉を紹介します。
岩崎宏美さん:
「気持ちがあってもチャリティーなどに(参加する)機会がなかった。今回まさしさんからお電話いただいた時には2つ返事で(引き受けた)。お客様にもすごく恵まれて、本当に楽しい時間を過ごせた。長いコンサートではありましたけど、お客様もきっと満たされた気持ちでお帰りになったのではないかと思います。ありがとうございました」
ゴスペラーズ 村上てつやさん:
「新しい町、エリアができたことは喜ばしいこと。『みんなで思いっきり楽しむぞ!』という喜びの部分の熱いもの、『困ってる人に何かできることはないか』『自分の差し出せるものを少しでも差し出そう』という熱い気持ちの2つがあったと思う」
「コンサートそのものは楽しみながら、離れた所で大変な経験されてる方に思いをよせる。そういう一体感が、アリーナ完成の喜びと共に充満していたと思う」
スガ シカオさん:
「さださんから、お誘い受けまして。結構さださん悩んでたんですよね。この入場料を取ってチャリティーをやってお客さんが集まってくれるんだろうか、とすごく悩んでいて」
「それを目の当たりにしていたので、色んなことを心配していたんですけど、ふたを開けたら、座席数をはるかに上回る予約も殺到したということで、このチャリティーコンサートは心が一つになってるなと、始まる前からそんな予感がしていました」
「きょう実際に歌を歌って、お客さん含めてみんなが同じ方向を向いている素晴らしいチャリティーコンサートだった、参加できてうれしかった。ありがとうございます」
水谷千重子さん:
「さだのまーちゃんは、…冗談じゃないから、この声で…人間が素敵というか。被災地の方のことを本当に考えて下さってるというか、情報が入って来るのではなくて自分から知りに行こうとする姿を見て、この人についていきたいと思った」
「お声掛けしてもらった時も、絶対に行かせてくださいと、参加させてくださいと、そういう思いにさせて下さる方。なのに、バカみたいなこと沢山されるので、そこがやっぱり面白さ、人間味だなと」
「そして、人を助けるのはやっぱり人なんだな、と。被災者の方が少しでも歌とかを口ずさめる日がくればいいなと、改めて思いました。参加させていただけたことに感謝です。ありがとうございました」
グレープ 吉田正美さん:
「(出演者の皆さんに)相変わらず(さださんの)無理な依頼を受けて頂いてありがとうございました。引き続き頑張りたいと思いますので、ね。(さださんに)あなた直接電話するの止めなさい、断れないでしょみんな。(さださん)早いんだよその方が」
さだ まさしさん:
「能登の人が元気になる様にという思いを込めて、全員が心ひとつにして歌えたと思っています。こういう機会を作ってもらえて、ジャパネットの皆さんにも感謝しています。本当にありがとうございました」
「能登は1年2年で元のようには戻りません、それ程ひどいダメージを受けて、さらに9月の水害で追い打ちをかけるようにひどい目に遭いました」
東日本大震災が『10年20年で終わるはずがない』と思った時と同じ感覚で、これからも何らか応援していかないといけないと思ってるんです。ただ僕ら音楽家なので、大した力ないんですけど、音楽をお届けすることで、動かなくなった心が少しでも動くことが可能ならば、我々もそこでお役に立ちたいなと思っています」
【Japanet presents ハピネスアリーナこけら落とし さだまさしチャリティーコンサート 長崎から、能登へ!】
10月14日、長崎市に開業した「長崎スタジアムシティ」内のハピネスアリーナ「こけら落とし」として開催。5千席に対し、県内外から約4万8000人の応募があった。チケット代金は全額、能登半島地震災害支援として、「風に立つライオン基金」などを通じ、石川・富山・新潟の3県の被災地復興支援や被災地で支援活動をするNPO法人などへの助成金として活用される。
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