仙台駅西口に、2026年春頃、JR東日本グループが運営する新たなホテルがオープンします。ベッドを4台設置した広い客室も用意しファミリー層やインバウンドの取り込みを狙います。

新しいホテルが建設されるのは、JR仙台駅西口のホテルメトロポリタンの隣接地です。メトロポリタンと同じくJR東日本グループの仙台ターミナルビルが運営します。

23日は、関係者が集まり工事の安全を祈願しました。名称は、「ホテルメトロポリタンベース仙台」で、地上9階建て1階にはレストランが入り2階以上が客室です。客室は56室で、すべて禁煙です。「自宅にいるような居心地の良さ」をコンセプトに取り入れていて、ファミリー層やグループ向けにベッド4台を設置した広い部屋も用意します。

仙台ターミナルビル 松崎哲士郎社長:
「スイートルームほど高くなくてゆったりして食事をしながらグループ利用、そしてインバウンドの方も(家族や友人と)一緒に泊まりたいと狭い部屋でも4人、5人で入りたいというニーズがある」

仙台ターミナルビルが運営する市内2つのホテルでは、宿泊客の2割が外国人の観光客で、すでにコロナ禍前の需要を上回っているといいます。インバウンドのニーズも対応した新たなホテルは24日着工し、開業は2026年春頃を予定しています。

ベッドが4つある部屋は、仙台でのコンサートやイベント後にグループで泊まって「推し」の映像をみたりライブの感想を語り合ったりと「推し活」にもおススメだそうです。また「ホテル選び」のポイントを仙台駅前で旅行者に聞いたところ「駅に近いこと」「清潔さ」「禁煙かどうか」「子どもがいるので広い部屋が良い」といった声が聞かれました。

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