国の登録を受けずに仮想通貨の取り引きをしたとして資金決済法違反の罪に問われている男に、検察は懲役2年を求刑しました。

資金決済法違反の罪に問われているのは、中国籍の会社役員・温焯麟被告(34)です。

温焯麟被告

温被告は、池上彰さんなどになりすまし、現金をだまし取った疑いで逮捕されていましたが、詐欺の罪では不起訴となり、国の登録を受けずに電子決済で仮想通貨の取り引きをしたとして、資金決済法違反の罪で起訴されていました。

これまでの裁判で温被告は起訴内容を認めていて、22日の裁判で、検察側は「被告の行為は詐欺グループを助ける結果となり、責任は非常に重い」などとして、懲役2年を求刑しました。

これに対し、弁護側は「取り引き相手に謝罪金を支払っていて、反省している」として執行猶予付きの判決を求めました。判決は、11月15日に言い渡されます。

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