日本原燃は2024年7月に、ウラン濃縮工場で放射性物質を含む液体約1.5リットルが漏れたことについて、原因は配管の弁の点検に関する計画が適切ではなかったためと発表しました。
ウラン濃縮工場では、7月16日に廃水処理タンクとつながる配管の弁から放射性物質を含む液体が5秒に1滴漏れ、約1.5リットル漏洩しているのが見つかりました。
日本原燃が調査した結果、弁の点検に関する計画が適切でなく、弁の中にあるゴムが劣化し、隙間ができていたということです。
弁のゴムは工場が完成した1991年から使っていましたが、日本原燃は一度も交換していませんでした。
メーカー側は、ゴムを10年で交換することを推奨していますが、原燃は2018年の調査で10年を超えても速やかにゴムを交換しなくても問題ないとしていました。
原燃は再発防止策としてゴムを交換していない弁に応急措置をするとともに、交換は10年以内に実施するよう保全計画を見直しました。
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