「事業所が火災になり、3人に賠償金が発生している」などとうそを言い、母親(64)から現金390万円をだまし取ったなどとして、広島県警は22日、娘とその知人の男を逮捕したと発表しました。
詐欺などの疑いで逮捕されたのは、広島市安佐南区に住む無職の女(41)と広島市西区に住む自称、就労施設作業員の男(46)です。
警察によりますと2人は、7月21日から翌日までの間、女が勤務していた会社の代表取締役に男がなりすまし、女の母親に「事業所が火災になり、3人に賠償金が発生している。一人390万円になる。支払ってもらえば、この件で被害届は出しません」などと説明。さらに、女が電話やメールで「他の2人は今日全部払ったって言われた。損害賠償の領収書はもらっている」などとうそを言い、母親から現金合計390万円をだまし取った疑いなどが持たれています。
警察の調べに対し、2人は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
母親は、男の名刺の“手作り感”を不審に思い、会社に電話。火災が起こっていないことなどがわかり、「娘にお金をだまし取られた」と警察に届け出ました。警察は事件の詳しいいきさつを調べています。
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