10月27日投開票の衆議院議員選挙は後半戦に入りました。
八代市、人吉市、天草市、水俣市などが選挙区の熊本4区の戦いは、自民・前職に立憲、維新の2人が挑みます。
日本維新の会・元職の矢上雅義(やがみ まさよし)候補は衆議院議員通算3期を務める中で構築した国や県とのパイプを活かし、豪雨災害からの復興を実現すると訴えます。
維新・元職 矢上雅義候補(64)「早急に市街地の整備が必要でございます。人吉で楽しんで遊んでもらうような街づくりをしなければ、いつまでたっても人吉の景気はよくなりません」
解散の翌日には日本維新の会 馬場伸幸(ばば のぶゆき)代表が熊本入り。さらに党所属の松野明美(まつの あけみ)参議院議員が応援に駆けつけ、党をあげて政治改革を訴えます。
日本維新の会 松野明美参議院議員「(国会では)議員の裏金問題ばっかりですよ。そんなことで日本が良くなるはずがありません」
維新・元職 矢上雅義候補「皆さま方の声をきちんと届けるためにも政治改革を行い、皆さまの生活を守るためにも、ぜひとも今回の選挙に当選させていただきたいと思います」
9回目の当選を目指す自民党・前職の金子恭之(かねこ やすし)候補。今回は党のベテランとして、政治とカネの問題について説明する選挙戦となっています。
自民・前職 金子恭之候補(63)「2度とこのことが繰り返されないように、政治改革を先頭に立って実行し、信頼回復に務めさせていただきたいと思います」
前回は総務大臣として他の選挙区の応援にまわり、熊本を留守にする日もありました。今回も応援依頼がありましたが、選挙区での活動に専念。20日は苓北町で天草地域の振興策を掲げました。
自民・前職 金子恭之候補「天草未来大橋を作って渋滞緩和をし、熊本方面に向かって熊本天草幹線道路もしっかりと前に進めている」
8期の実績をアピールし地方創生に力を尽くすと主張しています。
立憲民主党・新人の笹本由紀子(ささもと ゆきこ)候補は、選挙戦で自民党政治には市民目線が欠けていると批判しています。
立憲・新人 笹本由紀子候補(59)「彼らがやってきた政治は国や県とのパイプを重視する、そのことを声高にいう政治でありました。市民の声が届かないパイプなら詰まっているか腐っている。だからそのパイプを取り換える」
今回、自民党への逆風を追い風として支持の拡大を目指す笹本候補。出陣式では推薦を受ける連合熊本の友田孝行(ともだ たかゆき)会長もマイクを握り支援を呼びかけました。
笹本候補は環境問題に力を入れたい考えで、特に水俣病問題の解決に向けた政策の実現を訴えています。
立憲・新人 笹本由紀子候補「水俣病のことも必ず解決したい。水俣に環境省を移してもらう」
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