関東で相次ぐ強盗事件のうち、今月1日、埼玉県所沢市の住宅で起きた強盗傷害事件で、さいたま地検はきょう、実行犯4人のうち3人を強盗傷害などの罪で起訴しました。
強盗傷害などの罪で起訴されたのは、前橋市の飲食店店長・海藤貴志被告(43)と神奈川県小田原市の会社員・佐藤聖峻被告(25)、東京都世田谷区のアルバイト・和佐裕夢被告(28)です。
起訴状などによりますと、3人は今月1日、埼玉県所沢市の住宅に押し入り、住人の男性(85)と妻(83)を包丁で切りつけてけがをさせ、粘着テープで縛ったうえで、現金およそ16万円やクレジットカードなどを奪った罪に問われています。
捜査関係者によりますと、3人は逮捕後の警察の取り調べに対して、「SNSで簡単なバイトに応募したが、聞いていた仕事がいつの間にか変わり、気づいたら今回の強盗に関与していた」「身分証の写真を送ってしまい、抜け出せなくなってしまった」と供述していたということです。
また、佐藤被告は、もう1人の実行犯で逮捕されている森田梨公哉容疑者(24)と共に、事件の前日、東京都国分寺市で起きた強盗事件に関与したとみられていて、取り調べに対し、「国分寺市の強盗も私です」と供述しているということです。
さいたま地検は、「この種の事犯については、今後も厳正に対処する所存です」としていて、警察は関東で相次ぐ一連の強盗事件の指示役の解明を急いでいます。
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