衆議院議員選挙の宮崎県内の選挙区リポート、今回は宮崎3区です。

宮崎3区に立候補しているのは、届け出順に、自民党・前職の古川禎久氏と、共産党・新人の新村初代氏の2人です。


候補者は何を訴え、どのような選挙戦を展開しているのでしょうか。各陣営の戦いぶりを追いました。

(垣内沙耶記者)
「自民党の前職と共産党の新人の一騎打ちとなっている宮崎3区。自民党派閥の裏金事件を受けた政治改革をめぐり、論戦が繰り広げられています」

自民党・前 古川禎久候補

(自民党・前 古川禎久候補)
「古川が政治を立て直す。政治への信頼を取り戻す」

8期目を目指す自民党・前職の古川禎久氏。
今回の選挙戦は、地元をくまなく回ってミニ集会を開き、政治の信頼を取り戻したいと繰り返し訴えています。

(自民党・前 古川禎久候補)
「時代に合わせて政策や制度を変えていかなきゃいけないときに、政治が信頼を失ってしまっているわけです。本当に私も自民党の1人としてこの今のザマをですね、自民党のザマ、これを本当に情けなくて恥ずかしく思っています。自分が政治に信頼を取り戻して、そして、政策を転換していく。日本丸のかじを切るこれをやりたいと思います」

公明党の推薦、そして200を超える企業・団体からの推薦を取り付け、得票率全国1位を目指す古川氏。
食料・エネルギーを国産化し、地方が潤う流れをつくることなどを公約に掲げています。

(自民党・前 古川禎久候補)
「我々の故郷がたくましくしぶとい、しなやかな足腰の強い、打たれ強い、そういう世の中になったときに、日本は再びたくましく未来を切り開くことができます。人口減少・頻発する自然災害・食料危機・エネルギー危機、この問題をいっぺんに解決できる方法は、分散自立国家構想です。時代のかじを大きく切って、こっちに行きましょう」

共産党・新 新村初代氏

(共産党・新 新村初代氏)
「自民党政治を終わらせ、国民が人間らしく生きられる社会の実現を求めます」

共産党・新人で選挙戦、初挑戦の新村初代氏。
街頭演説を中心に「政治とカネ」の問題を糾弾し、非自民の受け皿として支持拡大に努めています。

(共産党・新 新村初代氏)
「大企業から企業献金をたくさん受け取ってきた自民党に今の裏金問題を解決する意思も能力もありません。政党助成金も企業からの団体献金も一切受け取らず、企業団体献金禁止法を毎回国会に提出し続けている日本共産党の躍進こそが裏金問題を解決する一番の早道ではないでしょうか」

党の市議会議員らと連携しながら選挙戦を展開し、前回の衆院選で共産党の候補者が獲得した票を上回る票の獲得を目指す新村氏。
農家の所得補償や年金の引き上げなどを訴えています。

(共産党・新 新村初代氏)
「今の自民党政治に対して、生活は苦しくなっているし、平和の問題でも怖いなって感じていらっしゃる方々がたくさんいらっしゃるんだなっていうのを実感しています。もう訴えることしかないんじゃないかなと思っていますので、そういう意気込みで最後まで頑張っていきたいと思っています」

強固な地盤を持つ前職に新人が挑む宮崎3区。
終盤戦を前に候補者たちの訴えにも力がこもります。

※MRTテレビ「Check!」10月21日(月)放送分から

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