南西諸島や西日本では、高気圧縁辺を回る暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となっており、雷を伴った激しい雨が降っている所があります。22日夜から23日にかけて、前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を北東に進む見込みです。(22日04時52分 気象庁発表)

九州北部

【福岡管区気象台】22日05時05分
九州北部地方は、黄海から日本海へ進む低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。このため九州北部地方では、23日朝にかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。

九州南部・奄美

【鹿児島地方気象台】22日04時55分
九州南部では、高気圧縁辺の暖かく湿った空気の流れ込みにより、大気の状態が非常に不安定となっています。九州南部では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。引き続き22日夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降るため、土砂災害の危険度が高くなる見込みです。また、九州南部では、23日明け方にかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。

[雨の実況]
■21日00時から22日04時までの降水量(アメダスによる速報値)
 宮崎県
  都農 227.0ミリ
 鹿児島県(奄美地方除く)
  肝付町内之浦 282.5ミリ

[雨の予想]
■22日に予想される1時間降水量は多い所で、
 宮崎県           40ミリ
 鹿児島県(奄美地方を除く) 30ミリ
■22日6時から23日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
 宮崎県           120ミリ
 鹿児島県(奄美地方を除く) 100ミリ

四国地方

【高松地方気象台】22日04時55分
22日夜から23日にかけて低気圧が発達しながら日本海を北東に進み、23日は低気圧からのびる前線が四国地方を通過する見込みです。四国地方では前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。

近畿地方

【大阪管区気象台】22日05時22分
22日夜から23日にかけて、低気圧が発達しながら日本海を北東へ進み、低気圧からのびる前線が、23日昼前から昼過ぎにかけて近畿地方を通過する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、近畿地方では、22日夜遅くから23日夕方にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。

東海地方

【名古屋地方気象台】22日04時47分
23日は前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を北東に進み、この低気圧からのびる寒冷前線が、23日夜には東海地方を通過する見込みです。低気圧や寒冷前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、東海地方では23日未明から夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。