広島県東広島市は20日に、市内の民家の近くに設置された「有害鳥獣捕獲用の罠」に誤ってかかったクマを捕獲したと発表しました。
クマがかかった罠が設置されていたのは、東広島市志和町志和東です。
市によりますと、20日午前7時ごろ、地域住民から「クマが誤って有害鳥獣捕獲用の罠にかかった」と志和駐在所に通報がありました。
通報を受け、東広島市の職員、広島県の職員、警察官、猟友会が現場へ向かったということです。
その後、県と警察が協議した結果、「罠を逸脱し、人家等へ向かう恐れがあった」として、同日午前11時半、危険防止のためやむを得ず現場でクマを駆除しました。
駆除したクマは体長126cmの個体で、この個体による周辺住民への被害はありませんでした。
市によりますと、今年度に入ってから寄せられたクマの目撃情報のうち、足跡などの痕跡を市が直接確認したものは8件あるということです。
また、今年度に入って市がクマを捕獲したのは、今回が初めてです。
市は、もしクマに遭遇した場合は
▽クマがこちらに気付いている場合は、ゆっくり後ずさりして逃げる
▽背中を向けて走ると、本能的に追いかけてくる場合がある
と注意を呼びかけています。
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