20日、福島県いわき市で行われた、秋の高校野球東北大会決勝。県代表の聖光学院が、7年ぶりに頂点に輝きました。

決勝の相手は、大会連覇を狙う青森第1代表の青森山田。聖光は、初回に2点を失いますが、続く2回。2本のヒットなどでノーアウト2、3塁のチャンスを作り、6番の石澤!タイムリー内野安打となり、1点を返すと…。さらに、ダブルスチールを試み、3塁ランナーの坂元が挟まれますが、ヘッドスライディングで2点目を挙げ、同点に追いつきます。

その後は両チームとも無得点が続きますが、7回。聖光は2本のヒットなどで1アウト3塁1塁のチャンスを作り、3番・菊地がレフトへのタイムリーヒット!ついに聖光が1点を勝ち越し、逆転に成功します!

しかし、聖光は8回、2アウト満塁の絶体絶命のピンチ!ここでエースの管野が3塁へ牽制。3塁ランナーを挟んでタッチアウト、ピンチを切り抜けます。

何度も危ない場面がありながらも、粘り強く闘い抜いた聖光学院。青森山田を3対2で下し、7年ぶり2度目となる秋の東北大会優勝を果たしました。

聖光学院・竹内啓汰主将「本当にここを目指してやってきたので、優勝できてとても嬉しかった。技術だけではなく勝負できたことが、踏ん張っていけたところだと思う」

聖光学院・斎藤智也監督「よく耐えながら接戦を数多くモノにしてくれた、たくましく成長した。粘りが身上のチームにこの秋の段階で仕上がってきた。ひと冬で低反発(バット)に抵抗して力をつけて、もう少し力強い野球もできるようにしていきたい」

聖光学院は、これで11月に行われる明治神宮大会の切符を手に入れ、来年春のセンバツ出場も確実となりました。

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