山梨県中央市は今年夏のコメ不足の影響でふるさと納税の返礼品となっている「こしひかり」に想定以上の申し込みがあり、一部で発送が出来なくなったと明らかにしました。
中央市によりますとふるさと納税の返礼品となっている市内の農家が生産した「低化学肥料 こしひかり」計10kg(寄付額1万2000円)について想定を大きく上回る寄付の申し込みがあったためコメが不足し、対応が困難だと今月16日に業務を委託している業者から連絡がありました。
去年は1年間で14件の申込みでしたが、今年は1月1日から8月21日までに701件の申し込みがあり、このうち467件分が不足しているということです。
今年の夏全国的にコメの供給が不足したうえに、南海トラフ地震の臨時情報に伴う買いだめなどによって、お盆休みを挟む8月6日から21日までのおよそ2週間に寄付の6割ほどが集中したこと、また高温などの影響で出荷できる量が想定を大幅に下回ったことなどが要因としています。
市は返礼品が不足し送れない人には、メールなどで連絡し他の返礼品を選んでもらうか、寄附金の返金を案内するということです。
中央市は「ご寄付を頂いた皆様には多大なご迷惑をおかけしたことを心より深くお詫び申し上げます。今後は委託業者などに対し丁寧な対応と在庫管理の徹底を求めるとともに、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
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