日本の南にある熱帯低気圧が、あす22日(火)午前0時までに台風に発達する見込みです。21日(月)はフィリピンの東を時速20kmの速さで西へ進んでいます。

気象庁によりますと、日本の南にある熱帯低気圧はあす22日(火)午前0時には台風20号に発達する見込みとなっています。

この熱帯低気圧は21日(月)正午にはフィリピンの東にあって1時間に20キロの速さで西に進んでいます。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

22日(火)午前0時には台風に変わってフィリピンの東を1時間に30キロの速さで西に進む見込みです。中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルの見込みです。

日本の南は海面水温が30℃前後と高い…

日本気象協会tenki.jpによりますと、一般的に台風は海面水温が26~27℃の海域で発生するといわれています。

次の図の通り、まだ南の海上の海面水温はピンク色で示される30℃前後と高い状態です。熱帯低気圧は今後も海面水温の高い海域を進み、発達するものと予想されます。

気象庁 10月20日 日本近海の海面水温

熱帯低気圧が台風に変わって25日(金)にかけてフィリピンの東を北西へ進む予想です。

進路のバラツキが大きくフィリピンや台湾への予想も…

その後の進路はまだバラつきが大きく、はっきりしませんが、日本や海外の気象予測モデルではフィリピンや台湾方面へと進むと予想するものもあれば、北よりに進路を変えて、沖縄付近に近づくと予想するものもあります。

この台風に変わると予想される熱帯低気圧が日本に近づかなくても、本州付近に延びる秋雨前線の活動を活発化させる可能性もあります。10月はまだ台風シーズンです。今後の台風情報・気象情報にご注意ください。

衛星画像 21日(月)午後2時30分 気象庁

次に21日(月)現在のデータによる今後の雨と風の見込みをシミュレーションで見ていきます。

雨風シミュレーション21日(月)午後3時~

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