10月27日に投開票が行われる衆院選大分2区は、保守が分裂し、三つ巴の戦いとなりました。今回の選挙での争点や、最も訴えていきたい政策は何か――各候補者に聞きました。
大分2区に立候補したのは届け出順に、吉川元さん(58)=立憲・前=。広瀬建さん(50)=無所属・新=。衛藤征士郎さん(83)=自民・前=。
争点は?
吉川元候補:
「今回の衆議院選挙の争点は、今の自民党政治を継続させるのか、それとも変えるのかが大きな争点だと思います。政治とカネの問題もそうですが、この30年、自民党一強体制のもとで行われてきた政治、その結果がいまの物価高であり、生活が大変厳しい状況になっている。その政治をこれからも先続けさせるのか、変えるのか、それが今回の選挙の最大の争点だと私は考えています」
広瀬建候補:
「裏金問題に端を発する政治とカネの問題、この政治不信をいかに払拭していくか、これが大きい争点になると思います。それから経済政策や子育て支援等いろいろ争点がたくさんあると思いますが、日本の国をどういう方向に持っていくか、こういうことが議論としては求められているのかなと考えています」
衛藤征士郎候補:
「全大分県民の代表、県民3人に1人が65歳以上、私も高齢者です。県民3人に1人が65歳以上ですから、しっかりと高齢者のみなさんの過去・未来・現在を共有できます。若い人の考えもしっかり吸収しています。地方をつくる。県民を守る。これが私の政治の原点です」
最も訴えたい政策は?
吉川元候補:
「『家計を温める』です。物価の上昇が継続しています。この秋にもたくさんの品目の値上げが予定されています。他方で、政府の対策は細切れで、しかも事業者に対する補助金という形。そうではなくて家計に対して、低所得者あるいは低年金者のみなさんに対して直接支援をしていくことが必要不可欠です。そして今の物価高を生み出している金融政策、これを根本的に改めていくことが必要です」
広瀬建候補:
「『産業振興』と書いております。一次産業、二次産業、三次産業もろもろありますけども、大分県の強みをいかしたような産業を強めていくこと。これをまずやっていきたいと思いますし、これをすることで経済安全保障を強めていくこともできます。また地方の創生、大分県が元気になっていく、こういうことを力を入れてやっていきたいと考えています」
衛藤征士郎候補:
「『地方創成、地方再生』です。今回、地方創生臨時交付金を2倍、倍増します。また、最低賃金の引き上げをしっかり行っていきます。若い人が結婚し、家庭を持つことができる賃金と給料を作り出していきます」
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