横浜市の住宅で75歳の男性が手や足を縛られ殺害された事件で、事件前に現場周辺では不審な営業訪問などが複数件確認されていますが、男性の妻が「事件前に不審な訪問販売や電話はなかった」と話していることが捜査関係者への取材でわかりました。
この事件は今月15日ごろ、横浜市青葉区の住宅で住人の後藤寛治さん(75)が口や手足を粘着テープで縛られ、死亡しているのが見つかったものです。
警察は、後藤さんを殺害したうえ、現金およそ20万円を奪った強盗殺人の疑いで千葉県印西市の宝田真月容疑者(22)を逮捕しています。
警察によりますと、後藤さんの自宅を現場検証した結果、現金のほかにもネックレスなど時価およそ30万円相当がなくなっていたということです。
また、後藤さんの自宅周辺では、事件の1か月ほど前から「下水道を確認したいから見せて欲しい」「不用品を買い取りたい」などの不審な訪問や電話が17件確認されているということですが、その後の捜査関係者への取材で、後藤さんの妻が警察に対し「事件前に不審な訪問販売や電話はなかった」と話していることが新たにわかりました。
警察は、相次ぐ不審な訪問などが事件に関連しているか詳しく調べています。
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