お好み焼き店で食べた鉄板焼きは、毒キノコの「ツキヨタケ」でした。8人が嘔吐や下痢となって一時3人が入院したということです。
徳島県によりますと、19日に県内の医療機関から「診察した患者が、毒キノコを食べた可能性がある」と保健所に連絡がありました。
調べたところ、18日午後5時ごろ、阿南市内のお好み焼き店で、客が持ち込んだキノコを鉄板焼きにして、店にいた8人(店主を含む)が食べ、食後1時間から4時間の間に8人とも吐き気や嘔吐、下痢の症状が出たということです。
症状があったのは62歳~83歳の男女8人。3人が入院して、現在までに2人が退院、8人とも回復傾向にあるということです。
徳島県は残っていたキノコと、症状の一致から毒キノコの「ツキヨタケ」と推定しました。
ツキヨタケの見た目が、食用の「シイタケ」や「ヒラタケ」「ムキタケ」に似ているため、間違った可能性があるとみられます。
厚労省によるとツキヨタケには「イルジンS、イルジンM、ネオイルジン」といった毒性分があり、食後30分~1時間程で嘔吐、下痢、腹痛の中毒症状が現れるということです。
保健所は、持ち込まれた食品だとしても、店で提供したことについて指導するとともに、同店を7日間の営業停止処分としました。
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