かつて「三山(さんざん)電車」の愛称で親しまれ、西川町で保存されてきた木造車両の修復作業がこのほど終了し、きょう、関係者に公開されました。
こちらが修復作業が終了し、白とえんじ色に塗られた外観や板張りの床などが再現された「三山電車」です。
西川町と寒河江市を結び「三山電車」の愛称で親しまれた山形交通三山線は1974年の廃線から半世紀の節目を迎えます。
その三山線の車両で唯一現存するのが、木造単車「モハ103」です。
保存先の西川町の「月山の酒蔵資料館」では老朽化のため公開を取り止めていましたが、地元の有志でつくる保存会が今年、クラウドファンディングで修復費用を募ったところ、1500万円余りが集まり、作業が行われて来ました。
今月中旬、修復が終了し、きょう完成式典が行われ、関係者に公開されました。
三山電車保存会・古澤 勝廣 会長「嬉しいの一言。(支援者は)自分が修復したと思ってくれているのでありがたいと思っている」
訪れた子ども「内装まで木で出来ているのが珍しいと思った。丸っぽい前面が好き」
修復作業を終えた三山電車の今後については西川町と保存会とで検討していくということです。
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