ドキュメンタリー映画「拳と祈り―袴田巌の生涯―」が公開され、舞台あいさつに立った袴田さんの姉ひで子さん(左)と笠井千晶監督=19日午後、東京都渋谷区
1966年の静岡県一家4人殺害事件を巡り再審無罪が確定した袴田巌さん(88)を追ったドキュメンタリー映画「拳と祈り―袴田巌の生涯―」が19日、公開された。東京都内であった舞台あいさつで、姉ひで子さん(91)が登壇し「長い裁判が終わりました。これからは巌と一緒に楽しく生きたい」と笑顔で語った。 ひで子さんは、拘禁症状が残る袴田さんについて「自由にしておけばそのうち治ると思い、好きなように生きてもらっている」と説明した。 映画は釈放から先月の再審無罪判決まで、袴田さんの日常を中心に描かれている。全国で順次公開される。
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