防災士アナウンサーとお伝えする『防災なび』

災害時には、救急車の到着が遅くなることがあるばかりではなく、全ての負傷者の搬送も難しくなることもあります。

そこで『知っておきたい!いざという時の応急手当』として、骨折が疑われる場合でも身の回りにあるもので簡単に対応できる方法をご紹介します。

用意するものは、本・タオル・ラップの3つ。

まずは、曲げることができる柔らかい雑誌のような本とタオルを重ねて骨折が疑われる場所に当て、固定するためにラップを巻きつけます。
しっかり固定しないと意味がないのでラップは少し強めに巻くのがポイント。

足首やふくらはぎが骨折した場合には、本の代わりに傘や段ボールでも固定することができます。

骨折した腕を吊って安定させたい場合には“レジ袋”を使います。
両脇を切ったレジ袋の2つの持ち手を重ねて首にかけてから腕を通すと、三角巾のように使えます。

また、骨折した箇所の固定から吊るまでの全てを、ラップだけで済ますことも可能です。芯を添え木代わりにして骨折部分にラップを巻きつけるとともに、残ったラップを首の後ろに回せば完成です。

ラップ一つで誰でも簡単にできる『救急隊が到着するまでの応急手当』。
いざという時の知識として覚えておいてください!

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