刺されると、最悪の場合死に至る「オオスズメバチ」。この時期、活動が活発になるため、専門の業者には巣の駆除依頼が多く舞い込みます。
今回、駆除依頼があったのは、鳥取県米子市内の畑。スズメバチハンターの命がけの駆除作業に密着しました。

小林健和アナウンサー
「うわっ!かなり目の前にもうたくさんのオオスズメバチが舞っています」

国内最強のスズメバチ「オオスズメバチ」を駆除すべく、スズメバチハンターがこの日やって来たのは、鳥取県米子市内の畑です。


今回の依頼は、果樹栽培などを行うこちらの男性から。
9月中旬、畑の草刈りをしている最中、なんとオオスズメバチに刺されてしまいました。


依頼者の男性は
Qこの黒くなっているところですか?
「そうそう、ここ。刺されれてこげな腫れた。チカっとした。飛んどるけんハチだと思って逃げて、それで1か所で済んだ」

地中にあると思われる「オオスズメバチ」の巣。

依頼を受けたのは、山陰を中心にスズメバチやシロアリなどの駆除を行うコダマサイエンスです。

まずは、ハチの攻撃から身を守るため防護服を着用します。
しかし、防護服を着ているから必ずしも安全というわけではありません。


コダマサイエンス 米子営業所 河野孝 所長
「防護服を着ていても、100パーセントではない。たまにハチの針が貫通することもなくはないので、その辺は十分気を付けての作業となる」

刺されると患部が大きくはれ上がり、場合によっては死亡する恐れもあります。

危険と隣り合わせの中、ハンターは、地中からスズメバチが簡単に出てこられないように網をセット。


その間に、先端に粘着トラップがついた長い棒やバドミントンラケットなどを駆使しながら、飛んでいるハチもあわせて駆除します。


そして、ハチを弱らせるために巣穴に燻煙式の「殺虫剤」を注入。

すると、ものの数秒で地中からおびただしい数のスズメバチが出てきました。

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