仙台市近郊の小学校に勤務する女性講師が、教員の臨時免許状の有効期限が失われていたにもかかわらず授業を行っていたことが分かりました。宮城県教委は授業は適切に行われていたとして、補習は行わないということです。
県教育委員会によりますと、仙台教育事務所管内の小学校に勤務する女性講師は、教員を確保できない場合に交付される臨時免許状の有効期限が7月18日までで失効していたにもかかわらず、夏休み期間を除く10月9日まで、32日間にわたり授業を行っていました。仙台教育事務所が、女性講師の次の任用先の手続きを進めるなかで、臨時免許状の有効期限の確認を怠ったのが原因だということです。免許状の失効に伴い、女性講師は7月19日以降に遡って失職となりました。
仙台教育事務所の担当者:
「7月19日以降の授業については、適切に実施されており補習等の実施は予定していない」
女性講師は今年4月から小学校に勤務していましたが、失効が発覚してからは別の教員が授業を担当しているということです。
県教委は仙台市立の学校を除き他に教員免許状の失効事案はないとしていて今後、有効期限の確認を徹底すると説明しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。